誰の
話も
聞きたくないって


君は
自分の耳を
引きちぎった


醜い
物も
見たくないって


君は
自分の目を
抉りとった


そうして
君は
だんだんと
自分の体を捨てていった


手も
足も
なにもかも



最後に
残った
君の心は


君が世界を遠ざけるために
してきた
努力とは
うらはらに


ただ
とくん
とくんと
脈打つ


私を
愛して
愛してと